オバマ大統領の広島訪問について その4
オバマ大統領の広島訪問から1ヶ月近い日にちが経ちました。
時間というのは、本当にあっという間ですね。
さて、先日6/19の日経新聞に、
以前ブログにも書いた、オバマ大統領の折られた折り鶴の話が載ってっていました。
この折り鶴は平和記念資料館に8月まで展示されるそうです。
オバマ大統領の広島訪問が、どれだけ大きな意味を持っていたかを物語るような出来事ですね。
私が幼稚園の頃聞かされた話ですが、
『佐々木禎子』さんという女の子を皆さんはご存知でしょうか?
彼女は2歳の時に、自宅で被爆したのですが、
その際は不調を訴えることもなく、
とても活発に、成長されたそうです。
とても明るいお子さんだったそうなのですが、
10歳の時に被曝が原因と思われる白血病にかかりました。
彼女は「1000羽鶴を折れば、病気は治る。」 と信じて、一生懸命に日赤病院の病室で折り鶴を折っていたそうです。
しかし、残念ながら700羽近く折られたところで、治療の甲斐なく亡くなられたと言うことでした。
そんな貞子さんのお兄さんが、先日オバマ大統領が残した折り鶴を見学しに、
平和記念資料館に来館されたそうです。
そして、その折り鶴に両手を合わしている姿が、
新聞紙面に写真で掲載されていました。
お兄さんは来館前に広島女学院中高校で、
佐々木禎子さんの闘病生活などについて講演されたそうです。
そして「一番大切なのは、こんな苦しみをあなた方もご両親も体験してはならない。思いやりの心が平和を築く。」と、述べられたそうです。
本当に、これから未来のある子供たちに、このような悲しい思いは絶対にさせてはいけないと私も強く思った次第です。



