親友が60歳で急逝してしまいました
ここ最近ブログの更新がなく申し訳ありませんでした。
実は6月の下旬に同級生が急逝したとの連絡をもらい、
とても落ち込んでしまいました。
彼とは東京で約6年間机を並べて働いた、
医局でも同期入局という仲でした。
上京したときには会うようにしていたのですが、
ここ20年ぐらいは私が上京する機会も少なく、
年賀状のやりとりだけで、約2年前に会ったのが最後でした。
その時は懐かしく会食したのですが、彼から
「平成20年ごろから膠原病(リウマチなどとの類縁疾患です)にかかってしまい、関節痛がひどくてなかなか思うよう手が動かず、入退院を繰り返していたんだ。」
と聞き、私は本当にびっくりしました。
毎年達筆な年賀状もらっており、
関節痛があるとは夢にも思いませんでした。
家族葬儀を終えられました。
ただ、彼は一生懸命後輩たちに自分の得た知識う伝えたり、準教授と言う立場でいろいろな人から慕われておられました。
そこで、7月15日の土曜日に「お別れ会」が医局主催で行われました。
どうしても私も出席したく、7月15日土曜日の午後休診としてしまい申し訳ありませんでした。
出席してみると、微笑んだかれの大きな写真と大好きだった音楽のCDや出席した人たちのメッセージカードが置かれていました。
写真を見てすぐに涙が出ました。
しかし、彼が診療をしていた患者さんたち、同級生や友人たちがたくさん集まり、悲しみを打ち消すような懐かしい写真を使ったスライドショーが音楽をバックに流されていました。
1ヵ月足らずの間に関係者たちに連絡を取りこの、彼を偲ぶ演出がされておりました。
医局員に「よくこの短い時間に多くの人々に連絡し、こんな立派な演出できたね。」と聞くと、「みんな先生にお世話になり、なんとか御礼の意味を込めて会を開こうと決めた結果こうなったんですよ。」と、話してくれました。これは彼の人徳なんだなぁと心から思い冥福を祈ってた次第です。
まだまだ、心に穴が開いたようでまた上京したら会えるのではないかと言う錯覚に陥っている私ですが、いつものように患者さんに全力を尽くし、自身の健康管理をしっかりすることができれば、これも彼への恩返しになるかなぁと思っている今日この頃です。



