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当院にセールスの方が少ないワケ

私は予約がないと、MRさん(製薬企業の営業部門、薬などのセールス)の方には会わないようにしています。

せっかく営業で飛び込んできてもらったのに、断るのも心苦しいのですが、これにはワケがあるのです。

もう7年前になるでしょうか。
当院が改築して以来、飼っていた犬が急に痩せ細りました。

原因は、とある獣医さんに聞いたところ『フィラリア感染症』という診断でした。

予防してなかった私は、非常に自分を責めました。
その獣医さんは評判のある獣医さんで、当時医院を改築中でもありました。

そのため、建設業者の方が診察中に獣医の先生の元に何度も指示を仰ぎにいき、
診療が中断することがしばしばありました。

痩せ細った私の愛犬も、他のおとなしい犬に吠えついたり、喧嘩をしそうになったりして、ハラハラのしどおしでした。

私自身は患者となって、多くの病院を受診した経験がありますが、患者さんの付き添いになったことはありませんでした。

私はこの時、赤ちゃんを持つお母さんの気持がよくわかったような気がしました。

本当に1分1秒でも早く診察を受けたいのに、知らないセールスマンが診察室に入ってくるのを見るのは、とても腹立たしいことだろうなぁと思いました。

やっと遅まきながら、その時気づいたのです。

それ以来、約束のないセールスマンの方とは会わないようにしております。

薬のことで疑問がある時は、こちらから薬のセールスの方に、こちらからお電話し、診療時間が終わってからの面会をしている次第です。

薬のセールスマンの方からは、とても評判が悪いですが、私はこれでいいと思っています。

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