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四種混合ワクチンが不足しています。

現在全国で、四種混合ワクチンが不足しています。

通常、ワクチンは厚労省の検定を受けて出荷されます。
しかし、あるメーカーのワクチンがその厚労省の検定に落ちてしまったのです。

そのメーカーさんが作っていたワクチンが、全国の7割のシェアを占めていたため、ワクチンが出荷されなくなり、ワクチンを打てない子供が出てきてしまったのです。

有名なワクチンメーカーなので、多くの医療関係者がこのメーカーのワクチンを使用しておりました。

厚労省は急ぎ、残りの3割を占めていたメーカーに増産を命じましたが、とても現状には届いてきません。

四種混合は、百日咳、破傷風、ジフテリア、ポリオの4つの病気を守ってくれる大事なワクチンです。患者さんは多くないのですが、かかった時に怖い病気ばかりです。

ワクチンが普及していたおかげで、今までそういった病気は防がれていましたが、入院治療を必要とするような重篤な病気ばかりですので、一刻も早くワクチンを出荷してほしいという思いでいっぱいです。

厚労省の見解では、ワクチンの出荷本数は去年と同等にまで引き上げているので、不足は生じないはずだと見解を述べておりますが、大病院などは、多くのワクチンを買っておられ、我々末端の開業医にはワクチンが回ってこない事態になっております。

出荷されているワクチンの量は、去年と同じかもしれませんが、ワクチンの分布がどのようになっているかは、厚労省はご存知ないのではないかと思います。

我々実地の、小さな開業医にとっては、とても患者さんに申し訳なく、痛手を被っているところです。

ワクチンメーカーの不手際を攻めるのはもちろんですが、このような事態が起こった時に、不適切な対処法を厚労省には示してもらいたいものです。ワクチンメーカーへの指導をしっかり行って頂いてもらいたいことと、もしこのような事態に陥った時には、どのような方策を取ったらいいのか、十分と考えてもらいたいものだと思います。ワクチン検定は、かなり厳しい検定で、厳しい検定は絶対に必要だと思いますが、その検定に落ちた時に、次の方策を考えておくのも大事なことだと強く思っています。

一番困るのは子供達なのですから。

現在、当院では四種混合と、B型肝炎が不足しており、接種ができない状態です。
(※インフルエンザのワクチンは問題ありませんので、受付できます。)

もし、どうしてもすぐに必要という場合は、本当に申し訳ないのですが、一度大きな病院に問い合わせてみてください。

ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません。

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