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同時接種について

平成28年10月よりB型肝炎の予防注射が定期接種に導入されました。
さらにワクチンの種類もふえて、同時接種をしなければならない状況が多くなりました。

最近、あるお母さんから質問をいただきました。
「月齢103日で、まだ全く予防接種は受けておりません。B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合の同時接種を勧められています。少し多すぎるようで心配なのですが、貴院でもこのような同時接種はされておりますでしょうか。」

確かに、今のお母さんの世代では1回に1本の予防注射をしていたことと思います。お母さん方のご心配はよくわかります。
今から5-6年前からでしょうか、同時接種が始まったころ正直、自分も不安を感じました。

ただ、20年ぐらい前に、アメリカに留学したことがある友人などに聞くと、
「6種類位の同時接種は当然のように行われており、もし熱が出た時に解熱剤までもらって帰る」そうです。

言葉は悪いですが、予防接種は「毒をもって毒を制する」と言う考えがあります。
多少の発熱があったとしても、それはワクチンの反応として、予防接種の効果があらわれている証拠だという考えもあります。
過激ですが、ある程度共感できる意見かと思います。

今のお母さん方が、子どもの頃には同時接種は施行されてなかった思います。
しかしながら、20数年前からアメリカなどでは同時接種が盛んに行われており、大きな副作用もなく経過しております。

小院でも、3-4種類の同時接種は行っております。
そして、ヒブや肺炎球菌の予防接種の効果のためか、1歳以下で高熱を出す子がとても減少しております。
入院施設のある総合病院に高熱など紹介入院するお子さんの数は、これらが定期接種になる前の10分の1ぐらいに減っていると思います。

予防接種の効果は絶大なものがあると思っている今日このごろです。

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