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今年のインフルエンザは、どうなるのか?

10月も中旬になりました。
冷えこんだり暖かかったり、その上雨まで降ってきて秋晴れの見えない不順な天候ですね。
本当に、寒暖差が激しく、体調管理の難しい気候となっています。

このような天候のためか、例年、早い例でも冬休み前に発症することの多いインフルエンザの発生が、広島市でも報告されています。
中区のある小学校では、6年生のひとクラスで、16人のインフルエンザAの発症があったそうです。

この時期にしては、とても早い流行です。
まだ予防接種もされてない状況だと思いますが、小流行で終わって欲しいと願っております。

さて、当院では10月23日からインフルエンザワクチンの接種を開始する予定です。
そして、ワクチンを接種していれば、インフルエンザにはかからないと思っていらっしゃる方々も多いかと思います。
実は残念ながら、ワクチンを打っていれば病状の軽減化は期待できますが、インフルエンザの発症は予防できない現状なのです。

国立感染研究所インフルエンザウィルス研究センターの小田切先生もおっしゃっておられますが、
「ワクチンはもちろん、インフルエンザにかかっても症状の軽減はありますが完全に予防することは難しい。」と話されておられます。
また、インフルエンザの予防接種の有効期間は約5ヶ月ともおっしゃっておられました。

インフルエンザワクチンの能書にも次のように記されています。

「インフルエンザワクチンを3週間間隔で2回接種した場合、接種1ヶ月後に接種者の77%が有効予防水準になる。
 接種後3ヶ月で有効予防水準が78.8%であるが、5月では50.8%と減少する。」
と記載されております。

どんなワクチンにも言えることだと思いますが、100パーセントの発症予防はできないと思います。
ただ、インフルエンザワクチンを打った方がインフルエンザにかかられても症状はとても軽く、肺炎などの合併症も少ないように思います。

もちろん私も毎年ワクチンは接種しております。
幸いなことにこの20年間はインフルエンザにかかった事はありません。

仕事なかなか休めないご両親が、我が子がインフルエンザにかからないように予防接種をされる事はとても素晴らしいことだと思います。
ただ100%の予防は難しく、もしインフルエンザにかかったら、軽症でも最低でも5日間の自宅での安静療養が必要なことが学校保健法で決まっております。

本当に、インフルエンザにかかったことがある方はよくお分かりだと思いますが、
激しい筋肉痛や頭痛そして高熱で夜も熱にうなされて、
寝られないなどの症状が少しでも軽減されるならワクチンは打っておいた方が良いと思います。

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