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ポールマッカートニー東京公演②

前回の続きです。

ポールマッカートニー東京公演1

今回のコンサートは18時半開演でしたが、交通事情や東京ドームに入場するのに手間取りお客さんは自分の席になかなか着けません。私も汗だくになり、係員の方に誘導していただき、やっと指定席に着いたのは18時45分頃でした。そして、コンサートが始まったのは、19時20分頃でした。

それまでは、ポールマッカートニーさん子ども時代の写真やビートルズのビデオがステージ両わきの巨大モニタースクリーンから流されていました。

ポールマッカートニー東京公演2

そして、いよいよポールマッカートニーさんとメンバーがステージに登場しました。東京ドームは歓喜の渦です。私はもうそれだけで感無量でした。当日の診療を13時過ぎに終え、急いで広島から飛行機で駆けつけてから、6時間後に念願のポールさんに会えたことになります。

私の1階席の座席からですと、ポールさんは豆粒ほどにしか見えませんが、ステージ横のスクリーンで見るとポールさんの表情がしっかりと、わかりました。

ポールさんは最初から原曲と同じキーで、休憩もなく、水分も取らず、31曲を歌い切りました。曲の合間には日本語で、「ノッテルカイ?」とか「タノシンデマスカ?」とか、時にはカンニングペーパーを見ながら、一生懸命に話をしてくれました。このサービス精神と体力には感服しました。

今回コンサートに来場した人は、20代か50代~60代の人が多かった気がします。大部分の人は、このどちらかの年齢層の人で、30代~40代の働き盛りの人たちはあまり多くなかったという印象です。でも歳の差は感じずに、みんなポールさんのサウンドとパフォーマンスに魅了されて、拍手や歓声を送りました。抽選倍率が約5倍ということは、25万人以上の人が応募したわけで、抽選に当たった私は本当に運が良かったとあらためて思いました。

演奏は『エイト・デイズ・ア・ウイーク』というビートルズの初期の歌で始まりました。
私はこの曲を聴いただけで、もう涙が出てきました。

初めて『エイト・デイズ・ア・ウイーク』を聴いたのは、中学2年生の頃です。40年くらい前に聴いた歌が、当時と全く同じように聴こえてきたのです。さすがに、「生」のサウンドには圧倒されました。あの曲は72歳のポールさんには歌いにくいはずのキーなのに、全身全霊を込めて声を張り上げて歌っていたからだと思います。モニターを見るとポールさんが一生懸命に汗を流しながら歌っているのがわかり、熱いものを感じました。

ビートルズ時代の曲やポールマッカートニー&ウイングスの曲を昔と同じように歌ってくれました。コンサート会場は大いに盛り上がりました。主に若い 20代の人と、そのお父さんやお母さんの世代の人が中心となって、拍手をして、歓声をあげていた気がします。

そんな中、曲の合間のトークでポールさんは、「カエッテキタヨ」「ユウゲンジッコウ{有言実行}!」と言ったのです。2014年5月の来日公演が自身の体調不良で、来日しながらも、無念のキャンセルになった時、ポールさんは「日本に帰ってくる!」「日本に戻ってくる!」と公言していました。そして、今回のコンサートで本当に実行してくれたのです。

「有言実行」はポールさんのように72歳になっても実現できるのだと実感し、55歳は、仕事や家庭、健康などに不安を感じている世代ですが、自分もまだまだ頑張れると心強く思い、またまた、涙が出ました。本当にありがたい言葉でした。

音楽評論家の湯川れい子さんによれば、ポールマッカートニーさんのような人は、コンサートをやらなくても、印税で悠々自適な生活を送ることができるのだそうです。それなのに、昨年迷惑をかけた分を取り戻そうと、時間・費用・労力を使って日本に来てくれた。そして、一生懸命汗を流しながら頑張って歌うそのポールさんの想いと姿が重なって、感無量でした。

多くのバンドはボーカルが二人くらいいて、一人が歌い、もう一人は楽器の演奏などにあたり、声を休めているように思います。でも、72歳のポールさんは19時20分から21時50分くらいまでの2時間半を一人で歌いきったのです。私の知らない曲もたくさんありましたが、ポールさんの熱い想いが伝わってきました。

また、ポールさんの心遣いがとても印象に残りました。
例えば、昨年のコンサートのキャンセルを、一生懸命日本語を使って挽回しようとしたこと、アンコールの前に、『このコンサートが上手くいったのは、僕の力だけじゃなくて、後ろのバックミュージシャン、映像の人、会場のバックヤードを作ってくれた人、ちゃんとプロモーションしてくれた人、その人達の力がないと、とても僕だけではこんなことは出来ない。縁の下の力持ちの人たちにも、そして何より、コンサートに来てくれた あなた にも、絶対に拍手をしてください。』と言ってから、割れんばかりの拍手の中、3回のアンコールにこたえてくれました。それだけ人を楽しませたいという、ポールさんのエンターテイナーとしての心意気が十分に伝わってきて、本当に最高の一日でした。

ポールマッカートニー東京公演3

患者様には、ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。しかし、ポールさんの歌や演奏を生で体感できたことで、私のモチベーションは非常に上がりました。これからはポールさんと同じように、元気のある限りは、できる限り患者さんに元気や勇気を与えられるように頑張っていきます。

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