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オバマ大統領の演説について その3

今回のオバマ大統領の広島訪問は、
正式発表からたった17日間という、極めて短い時間の中で準備に迫られていました。

広島市は、平和記念公園からの警戒から上等品選びまで、
とても腐心されたそうです。

全国の警察が伊勢志摩サミットの警戒にあたる中、
広島での警備も、過去最高レベルの警備だったそうです。

広島では午後1時から午後9時まで、オバマ大統領の訪問についての特別番組をNHKが組んでいましたが、大韓航空のエンジン出火事故などで、放送時間は短縮されました。

ですがヘリコプターで岩国基地から広島に飛び立つオバマ大統領や、
広島についてからのオバマ大統領の姿をハッキリ映しだしていました。

物々しい警備とは、本当にこの事でしょう。

沿道には、市内の中心部というのに、
オバマ大統領を乗せた車は厚さ4cm以上もある防弾ガラスを備えたリムジンで、
そしてその後ろを警備車両が何台も連なっていました。

そして、オバマ大統領が芳名録に記帳していただく際には、
折り鶴の再生紙を特別に用意したそうです。

またお土産には、デザイナーで被爆者の三宅一生さんの事務所がデザインを手がけた腕時計と、もみじの柄が入った万年筆を選ばれたそうです。

オバマ大統領が折り鶴を4羽、苦労しながら作ってくださった事を知ってか知らずか、
芳名録には、折り鶴の再生紙を使用したという所が、偶然の一致かもしれませんが、驚きました。

一方平和公園一帯は、約790人の警官の方々が動員され、警備にあたられていました。

献花をされ、原爆ドームの見学を終えられたオバマ大統領が、
専用機でアメリカ海兵隊岩国基地を飛び立つと、警備本部につめていた幹部90人に、
警備本部長からの謝意が伝われました。

また、警備にあたった警察官には、無線でねぎらいの言葉を送られ、
警備本部では、大きな拍手が起きたということです。

大変な歴史の1ページでしたが、それを見守ってくださった警察官の方々、
そして夕方のラッシュ時に車の通勤を控えた広島市民の皆さんには、
心から感謝したいと思います。

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