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インフルエンザ情報~2015

インフルエンザ情報~20152014年の12月中旬から、インフルエンザが流行り始めました。症状は2014年とほぼ変わらないA型香港で、佐伯区では2校の小学校で学級閉鎖がありましたが、幼稚園やほかの小、中、高校では小流行があったものの、冬休みに入り、おのずと学級閉鎖状態となり、流行は抑えられたかに思えました。

しかし、逆に大人の世界では本格的な流行になり、家庭内で大人から子供への感染がすすみ、さらに年末年始の「民族の大移動」によって、関東で主に流行っていたインフルエンザは、年末から全国に広まりはじめました。

1月3日に私も舟入病院にお手伝いに行きましたが、里帰りした子供がインフルエンザをもらったり、あげたりで、里帰りした家族全員がインフルエンザにかかった方々が多く見えました。正月の舟入病院を受診した患者さんは、1500人をこえ、3~4時間待ちの状態だったそうで、過去数年なかったことだそうです。

なぜ、今年のように早くからインフルエンザが流行し始めたのかわかりません。
大阪の済生会中津病院の安井先生によれば、
http://www.nakatsu.saiseikai.or.jp/wp-content/uploads/2015/01/influenza_20150106.pdf
1月5日に、全国の薬局でインフルエンザにかかわる薬が処方された数は、過去3年のピークとほぼ同じで、1月7日から、保育園・幼稚園・小・中・高、と冬休みが終わり、園児や生徒の接触が増えるこれからはさらなる流行が始まる可能性があり、過去数年の最高の流行になるのではないかと予想されていました。

確かに今週から診療を始めた当院も、インフルエンザの患者さんが多く、1月8日は、特に保育園、幼稚園の患者さんが増えてきました。これから小、中、高へと広がっていく可能性があり、とにかく、手洗い、うがいの励行、無理をしないで十分な睡眠をとり、抵抗力をあげていく必要があると考えています。

インフルエンザ情報~2014年はこちら>>

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