ホーム > 院長室から > インフルエンザの検査は、いつ「正しい」結果が出るのでしょうか?

インフルエンザの検査は、いつ「正しい」結果が出るのでしょうか?

発熱をすれば、当然すぐに医療機関を受診したいと思われると思います。
子どもさんが苦しんでいる姿を見るのは、とても辛いことですよね。

しかし、せっかく病院に行ったにもかかわらず、
1回目は陰性で2日後の再検査でようやく陽性になった、という経験をされた方もいらっしゃると思います。

事実インフルエンザの検査方法や治療薬などは、目覚ましい進歩があります。

インフルエンザウイルスは強力で、体内に入ってくればすぐに症状を出現させてしまいますので、高熱や関節痛や筋肉痛を出し、「いつもの風邪とは違うなぁ。」という印象を、持たれると思います。

しかし、発熱してもすぐには迅速キットでは陽性になりません。ウイルス量が、ある程度増えないと、多くの医療機関で使っている迅速キットでは、すぐには検出できません。

何故なら2月5日に当院からのお知らせに、出させていただいたように、なかなかすぐには陽性反応はでません。発熱してから約24時間を経たないと、なかなかインフルエンザの迅速検査をしても、ハッキリとしたデータは出ないからです。

本当に残念ながら、素晴らしいインフルエンザの増殖を抑える薬が出ているのに、
インフルエンザにかかっているかどうかということを、ハッキリと見極めるためには、24時間程、待ってもらわないとわからないのが現在の状況です。

学級閉鎖や家族の感染などの、周囲の状況から判断して、インフルエンザの迅速検査が陰性だとしても、インフルエンザの増殖を抑える薬、例えばタミフル、リレンザなどを投与することもあります。

しかしながら、10代の方々には、異常行動が引き起こされるのではないかという危惧があり、なかなか検査結果が陰性であっても、そのような薬を投与するのに躊躇しているのが現状です。

インフルエンザの治療や診断は、この10年で本当に進歩したと思いますが、
インフルエンザは終息した感がありますが、まだくすぶっていると思います。

早く感染して、すぐに感染源はインフルエンザとわかるような検査が出てこないかなと思っている今日この頃です。

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 広島県情報へ にほんブログ村 健康ブログ 病気予防へ