おじいちゃん、おばあちゃん、頑張っておられますね。
近は、夫婦共働きの家庭が多く、お孫さんが、病気になると、おじいちゃんやおばあちゃんが、患者さんを連れてきくださることが、多くなったように思います。
お父さんや、お母さんから、お孫さんの病状をしっかりと聞き取り、メモを持って来てくださる方も増えてきました。
診療情報は多いほど、医者は助かります。いつもは一緒に暮らしていないのに、診療を嫌がるお孫さんをうまくあやしてくださる方も多く、本当に助かります。
昨日は私の母方の祖母の命日でした。私は生まれた時から祖母と同居していました。父母に怒られると祖母の部屋に逃げ込んでいつも助けてもらっていました。小学校に入学と同時に腎臓病で入院となり、祖母や母が変わりで私に付き添ってくれていました。窮屈なベッドでからだも疲れたでしょうに、「はよーよなって、五日市に帰ろうのー」と口癖のように言っていました。
浪人のために上京するときも「さみしゅうなるのー」と泣き顔になっていたことが今も忘れられません。医者になって3年目、3-4年間は、ほとんど寝たきりの祖母は旅立っていきました。たぶん、私が医者になったことはわからなかったのではないかと思います。
ただ、医者になって、たまに帰広した時には点滴をさせてもらいました。まだまだ、新前で、何度も失敗しても、痛いとも言わずに「ありがとのー」と言ってくれていました。
これほど孫とは可愛いものかと思い、患者さんに点滴する時にはいつも祖母が浮かんできます。「この子には、ばーちゃんみたいに痛い目にはあわさんけーねー」と、何とか一回で済ますように頑張っていますが、2回3回と失敗した患者さんたち。。本当にすいません。



