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高血圧気味の人は自分で血圧を測ると役に立つ。

「高血圧気味の人は自分で血圧を測ると役に立つ。」
という、こんな認識が医学界では定着しつつあることをご存知でしょうか?

医療機関では、プロが測定するよりも、
実は本人が測定する方が血圧の値の信頼度が高いことがわかってきました。
日本高血圧学会が定めた「高血圧治療のガイドライン」でも、自宅で定期的に測定することを推奨しています。
(高血圧治療ガイドラインは5年ごとに見直されており、2016年現在の最新版は2014年4月に改訂されたものです。)

では、そもそも何故自分で測定する「家庭血圧」が信頼できるのでしょうか?
それは、同じ条件で測定しやすいからです。

また、血圧は運動や食事のほかに、排便排尿、会話などでも数10ミリの変動をします。
早朝なら、起床して1時間以内の朝食前に、排尿をすませ、1-2分間安静にして測定するのが最も安定した値だと言われています。
更に、2-3度、繰り返して測定することで精度も大変も高くなります。

原則として2回測定し、平均値をとることが推奨されています。

そして、家庭血圧を優先する方が良いことを示す論文がたくさんあります。
もっとも有名なのは、岩手県花巻市の大迫町で、1986年から30年間も続いている家庭血圧の測定です。

延べ1万5,000人以上の町民が参加して、毎日自分の血圧を測定し、
そのデータと、心臓病や脳卒中などの発症の履歴を記録しておられます。

この結果によると家庭血圧と脳卒中の発症リスクの間には明確な関連があったと言うことです。

早朝に家庭で測った血圧が135ミリを超えた人は、明らかに脳梗塞のリスクが高くなる。
その反面、診察室血圧と脳梗塞などの関連は明確ではなかったと言うことです。

したがって病気の予測と言う点では、家庭血圧が診察室により明らかに勝っているといえます。

日本国内の高血圧患者さんは約4300万人と言われています。
デジタル血圧計は400万台以上が発売されており、2軒に1台の割で普及していると言うことです。

家庭血圧を定期的に測定し、生活習慣を改善することで脳や心臓の病気の予防に努めたいものですね。

それでは具体的に、どのような血圧計を買い、測定すればよいのでしょうか?

長くなりましたので次回のブログでご紹介したいと思います。

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