ホーム > 院長室から > 胸が痛みます。。。

胸が痛みます。。。

共同通信から、次のような記事がありました。広島大医学部の学部生(一般大学が4年生でが、医歯薬、獣医では、6年生です)の成績が、とても悪かった。大学側はこの試験結果だけで落第するわけではないとしていながらも、「全員に補講を行い、学力の向上を図りたい」と頭を抱えている。大学関係者によると、神経解剖学の試験は5科目あり、そのうちの一つを1月11日に実施。2年生126人が受けたが、合格したのは6人だけだった。その後20日間の猶予があったのに、31日の追試では残らず落ち、担当官は掲示板に反省を促す文面を添えて「不合格」を通知したという。掲示後、落第を危ぶむ学生らから不安の声が相次ぎ、大学側は「他の科目との総合点で判断するので即留年ではない」とメールで連絡し、対応に追われた。 医学部のある幹部は「神経解剖学は複雑で膨大。(今回の)テストは毎年、本試験と追試験で同じような問題が出ていたが、今年は違う問題が出たのではないか」と分析していた。

約35年前の自分の学生時代を思い出しました。地元の広島大学には2年続けて不合格。やっとのおもいで拾ってもらった東京医科大学に、一浪して入った、入学式の訓示では「これからは、医師国家試験に向けて頑張って下さい」という内容だったと記憶しています。大学入試が終わったと思ったら、また試験か。。。と、晴れ晴れしいはずの入学式が、暗澹たる気持ちで始まったことを思い出しました。
いえいえ、思い出したどころではありません。今でもよく夢に見ます。「明日は内科学・消化器 の試験なのに、何にも勉強してないぞ!どうしよう。。」ここで目が覚め現実に戻り、寝汗をかきながらほっと一息です。
また、「今日はどんな病気の患者さんが来られるのかな。自分にうまく治療ができるだろうか、熱の続いていた○○ちゃんの熱はどうなっただろうか」と、目が覚めることもしばしばです。
これは職業病ともいえるもので、仕方ないと観念しています。

医師になるには国家試験に合格しなければなりません。今は90%が合格する試験ですが、まずは医学部の卒業試験をパスして、医学部を卒業していなければ受験資格がありません。
今回126人中120人が落第しているような試験は、問題があるかもしれなません。ただ、全員が不合格になるような試験は問題があると思いますが、6人は試験に合格しているのです。うがった考え方かかもしれませんが120人は勉強不足との考え方もできると思います。

私の母校の東京医科大学は私立です。入学金や6年間の授業料を含めて、約2000万円かかります。こんな大学に行けたのも、父が赤尾小児科で開業し、両親の努力も恩にきますが、何よりも患者さんが来て下さったからと、今も患者さんには感謝の気持ちを込めて診療にあたっています。
一方、公国立大学では税金の補助で約60万円で済みます。公国立大学の医学部の偏差値がびっくりするほど高いのは、うなずける事実かと思います。ましてや、一流国立大学の学生さんです。税金でほとんどの学費を負担してもらっているのに、いかがなものでしょうか。
広島大学に恨みがあるわけではありませんが、わたしの率直な意見とすれば、「追試をうけても不合格なら、留年してもあたりまえだろう!!勉強が得意な優秀な学生が、こんな、新聞ざたになるとは何ごとじゃ!!」と考えています。

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 広島県情報へ にほんブログ村 健康ブログ 病気予防へ