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節分の豆を食べる時に注意することは?

節分の時期が近づいて来ましたね。佐伯区内でも、スーパーなどで広告を良く目にするようになりました。

節分は家族で楽しめる行事ですし、お子様の中には節分が大好きなお子様もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、そんな節分ですが、豆を食べる際にいくつか注意をいただきたいことがあります。

これは千葉県のお話ですが、ピーナッツの産地の千葉県では、5歳以下のお子さんには、ピーナッツは食べさせないそうです。

その理由としてはアレルギーの問題もありますが、1番の理由はピーナッツを誤飲してしまうことが多いからなのです。

もちろんピーナッツだけでなく、節分で撒く福豆も同様です。

何故ならまだ5歳以下だと、食べ物をうまく飲み込めず、口から食道、胃に行くはずの食べ物が、気管に入ってしまうことがあるからなのです。

大きくなれば(6歳以上)、気管に入っても激しく咳き込んで戻したりすることができるようになるので、気管に行く食べ物を防ぐことができるようになります。

ただ、まだ小さいお子さんは、豆がうまく飲み込めずに、誤って気管に入ってしまうと、(このことを誤飲と言います。)誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の元になることがあるのです。

内視鏡を使って、取り出すこともできないわけではありませんがまず、お子様に気管支鏡を飲んでもらい、気管の中の異物を取るようにするには、全身麻酔をかけないといけません。

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また、ピーナッツなどの豆類は、気管支鏡の先の部分でつかむことはできるのですが、すぐに潰れてしまうのです。

ビー玉やおはじきなどは問題なくつかむことができるのですが、豆類は潰れてしまい、
うまく取り出すことができないことが多くあるそうです。

潰れてできた小さな破片が取り出せないと、そこへ細菌がやってきて、誤嚥性肺炎を起こしてしまうのです。これはとても怖いことで、命に関わることにもなります。

豆まきをして、年の数だけ豆を食べたいところですが、
小さいお子様は豆を食べることはやめておいた方が懸命だと思います。

大きなものほど誤飲はしないのですが、お子様は何を口に入れるかわかりませんので、
とにかく豆類は、撒くだけにして、食べない方が懸命だと思います。

「豆を砕いて食べさせるのは大丈夫なの?」という方もいらっしゃるのですが、潰して食べさせるのもやめておきましょう。その小さくなった豆を誤飲してしまうと、余計取りづらくなってしまうのです。

大人は咳をし、嘔吐をすることで、うまく外に出す力があるのですが、子供の場合はその当たり前のことがまだ出来ないのです。

最初の頃は、離乳食などを、最初にごっくんと飲むことから初めて、もぐもぐとよく噛んで、自分が飲み込めるぐらいの硬さにして、飲み込むようにして進めて行きますね。

物を食べて、飲み込むということは、非常に複雑な仕組みになっています。

我々はご飯をいつも飲み込んでいますが、物を飲み込むということは、とてもいろんな神経や筋肉が関わりあい、完成できる大事な機能の1つなのです。

ご老人になりますと、お餅を喉につまらせてしまいますね。これはうまく吐き出す機能が働かないためです。

なかなかご飯を飲み込めないご老人の方も、誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。

また、節分だけでなく2月はバレンタインがありますよね。
その中にチョコボールがあるかと思いますが、そちらも注意が必要です。

お子様の大好きな仮面ライダーのイラストなども載っており、とても喜ばれるとは思うのですが、ナッツ系は、必ず注意書きをよく見てあげるようにしてください。

豆に注意をし、楽しい2月を過ごしてくださいね。

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