ホーム > 院長室から > 秋は食中毒に注意しましょう。

秋は食中毒に注意しましょう。

少しずつではありますが、朝晩涼しくなりました。
日陰にいると、とても気持ちいい風を感じることもあります。

これから少しずつ夏が終わり、秋になっていくと思うと、寂しいものがありますね。

さて、そんな今だからこそ、気をつけなければいけない事があります。

前回RSウイルスのお話もさせていただきましたが、
それ以外にも9月は危ないものがあります。

それは、食中毒です。

食中毒というと、夏真っ盛りな7月・8月が一番多いイメージがありますよね。
しかし実は9月でも、食中毒は多く発生します。

例年、10月頃までは感染者が多い傾向にあり、注意が必要です。

人間が過ごしやすい時期というのは細菌にとっても、
非常に過ごしやすい繁殖期なのです。

また、細菌はジメジメした湿気の多い時も繁殖しやすく、
湿度が高い今の時期というのは、非常に注意が必要です。

そして9月以降に食中毒が増える一番の理由は、
夏バテなどによる体の抵抗力が低下している事が原因です。

そのため、夏を過ぎたこの時期は、食中毒に注意が必要なんですね。

食中毒の原因となる細菌の種類は、腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、サルモネラ菌、ウエルシュ菌、カンピロバクターが主な細菌です。

症状としては、大抵の場合、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの急性の胃腸症状や発熱などがみられます。

また病原性大腸菌(O-157)に感染すると、ベロ毒素を産生し、これが原因で血便が続いたり、腎不全を起こす可能性があるので、注意が必要です。

また、抵抗力の弱い子供やご年配の方の場合、食中毒は重症化することがあるので注意が必要です。

食中毒によって下痢や嘔吐を繰り返すと、
水分が不足し脱水症状を起こしやすくなります。

急な水分不足に陥った場合は、水ではなく、
以前当ブログでも紹介しました、経口補液薬を飲みましょう。

詳しい内容は上記URLをご覧いただければと思いますが、
この経口補液薬には、点滴と同じような効果があるのです。

なかなかしょっぱくて飲めないという方も多いのですが、本当にスポイトで1,2滴ぐらいずつ、与えてあげると、しょっぱいながらも、割りと飲めるようです。小児ならおちょこで、お酒を飲むように一杯ずつのどの渇きが止まるまでゆっくりと飲むのがコツと思います。
のどが渇いた分だけ水分が取れることが、理想的で、無理に点滴をして「水中毒」と言う病態を引き起こすことが危惧され、「水分補給は出来るだけ、経口で行う」と言う考えが主流となってきていると思います。

このような状態にならないために、
以下のことに注意をして、毎日を過ごしてみてください。
①手洗い・うがいの徹底
②食事の十分な加熱(中心部の温度が75℃、1分間以上の加熱)
③調理器具や食器を清潔に。
④睡眠不足や、夏バテの改善。
→早めの睡眠、適度な運動、湯船に浸かる、寝る前にスマホやPCを見ない

これらを行い、予防を行っていきましょう。

予防は治療に勝るです。

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 広島県情報へ にほんブログ村 健康ブログ 病気予防へ