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救急車に乗ったことがありますか?

皆様は救急車に乗ったことがありますか?

私は、幸か不幸か自分の怪我や病気で救急車に乗ったことはありません。

ですが、重症な患者さんを入院施設のある大きな病院に転送する時に、
同乗させてもらったことがあります。

救急車は派手なサイレンで、高速で走っているように思いますが、
私の思う所、40~60kmの速さで走っているのではないかと思います。

赤信号でも、車が混んでいようとも、1分1秒でも早く、病院につくように走る救急車の運転されている救急隊の方々の運転技術には、目を見張るものがあります。

ただ時速としては、それほど速くなく、
痙攣を起こしている患者さんを、救急車にお願いして入院施設のある病院に搬送していただいている時は、「早く患者さんを安心させてあげたいな。」と感じているのが実情です。

ですので、救急車をタクシー代わりに使うことは、
この新聞の記事のように、絶対にやめて欲しいと思います。

しかし、いつ、どのような時に救急車を呼べばいいのか。
判断に迷うこともあると思います。

大出血を起こしている時は言うまでもありませんが、
お子さまが痙攣を起こしている時、その痙攣も5分以上続いていれば、
やはり救急搬送して頂いた方が良いかと思います。

救急車が来ることは、近所の方々に対しても、気が引けるかもしれませんが、
命には変えられません。

今の医療技術の進歩はめざましく、大病院にある検査器具などを使えば、立ちどころに病名がわかるようになっており、すぐに救急措置ができることが可能になっています。

例えば、脳梗塞の患者さんがいらっしゃれば、MRIを使って、脳梗塞が確認できれば、発症して4時間30分のうちに診断をつけ、TPAという、血栓を溶かす薬を注射することにより、脳の血液の循環は、良くなることがよくわかっております。

確かに、救急車を呼ぶには、少し勇気がいることかもしれません。

救急車を呼ぶ時は、急な出来事で焦っている時が多く、病状をハッキリと伝えることができないかもしれませんが、できるだけ冷静になって、お話してください。

例えば、子どもさんの痙攣などであれば、何分間ぐらい、両手を痙攣させているのか、
片手を痙攣されているのかなど、伝えることができれば、救急隊の方にも、とても役に立つ情報だと思います。救急救命士の資格を持って持っておられる方の知識や経験はとても豊富で、適確な病状の報告ができれば、その患者さんが診察を受けられる適切な病院に搬送して下さることと思います。

先程載せた記事のように、安定した状態の患者さんを、病院を変えるために救急車を使うことはできるだけ避けたいことだと思います。

このような時は、患者さんを転送するようなタクシーなどがもっと発達して、それが利用できるようになり、本当に救急車が必要な方に救急車を利用してもらいたいと考えている、今日この頃です。

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