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広島で久しぶりにオールスターが開催されました。

7月18日に、オールスター戦が久々に広島で開催されました。
もちろん、先発は黒田博樹投手です。

スタンドは、真っ赤な15番のユニホームを着た観衆で埋まり、黒田選手もこみ上げるものがあったと話していました。

40才の黒田投手に豪速球は無理ですが、メジャーで鍛えたツーシーム、スライダー、フォークボールなど多彩な変化球を披露してくれました。ランナーは出すものの、相手バッターを三振に打ち取っていきました。

実はオールスターということで、審判のマスクには特別にテレビカメラがついていました。
そのおかげで黒田投手の投球の変化がバッターの視点で非常に鮮やかに伝わってきたのです。
特に「ツーシーム」とかは私にとって初めて聞く言葉で、どのように変化するのかわかりませんでしたが、打者の手元でボールが本当に急に変化しており、この球が配球に混ざることでいかに打ちづらくなるか、よく分かりました。

メジャーの並みいる屈強のバッター相手に、苦心して習得したであろうこの技に、私は深く心を打たれました。と同時に、30代から8年間異国の地で、彼がどれだけ大変な思いをしてきたか、その苦労が偲ばれました。

今もメジャーで十分通用するようなボールを投げながらも、広島に帰ってきてくれた黒田投手。
本当にありがとうとしか、言いようがありません。
40億円のオファーを断り、4億円の広島に帰ってきてくれたということは、広島ファンのみならず、日本の野球界にとっても、大きなことだと思います。お金の問題ではないかもしれませんが・・・・

感動的なシーンがこのオールスターにはもう1つありました。
オールスターには、セ・リーグとパ・リーグの人気者が対決する、いわばお祭りのような雰囲気があるかもしれません。
でも、黒田投手からは、お祭りの要素は、全く感じられませんでした。文字通り、すべてのことに「全力投球」だったのです。少なくとも、私にはそう感じられました。

弾丸ライナーが、黒田投手の右肩に飛んできました。
その時、黒田投手は本来ならば、グローブをその弾道に出せばいいものを、すぐに右手を差し出してボールを取ろうとしたのです。

解説者も「危ない!」と声をあげました。それぐらい危険な瞬間でした。

「お祭り」と言ってもいいオールスターに黒田投手は、自らの大事な右手を差し伸べて、猛然と素手でアウトを取りにいったのです。

幸か不幸か、球は手に当たりませんでしたが、その姿を見た観客、またテレビで見ていた人たちも、コレはすごいと思ったのではないかと思います。

これからのペナントレースに、怪我でもしたら大変だと思います、ホームランを打たれても、あぁやられたかと、ニコニコしている投手もいる中で、黒田投手は、全くそのような雰囲気はありませんでした。

2回の登板でしたが、1回の登板でベンチに帰った時も、すぐに投球練習を始めました。
普段、オールスターなら、いろいろなチームの代表選手と笑いながら話しても、
雑談をしてもいいところなのに、本当にいつもどおりの黒田投手で、ピッチング練習を始めていたのです。
本当に、打者1人1人に対し、自分の力を思いっきりぶつける黒田投手には、頭が下がるばかりです。

私事になりますが、この連休中には、このプレーをビデオで20回以上は見ました。
黒田選手の心意気、何かのオーラをそのたびに感じるとともに、自分の仕事への思いもさらに熱くしているところです。

1人1人の患者さんに対して、何の別け隔てもなく全力投球で。
一生懸命に、自分が持っている力を精一杯出して、診察にあたりたい。

また新たな気持ちになりました。

これからの後半戦、広島カープが優勝できるかわかりませんが、
どうしても私は緒方監督の胴上げの後に、必ず黒田投手の胴上げを見たいと強く思っています。

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