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ロキソニンの副作用って本当ですか?

診療を終え、Yahoo!ニュースを見ていたら、とても驚かされるニュースが出ていました。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakayamayujiro/20160328-00055900/

それは何かというと、ロキソニンの副作用に関するニュースでした。

おそらくロキソニンという薬の名前は聞かれたことがあると思います。
とても良く効く鎮痛解熱剤です。

だからこそ、副作用ということで、Yahoo!ニュースに載ったのかもしれません。

4500万人から4900万人の患者さんが飲まれたロキソニンのうち、3年間に6人の患者さんに起きた小腸や大腸の狭窄(狭くなること)、閉塞(つまること)が起こったということでした。

しかし、確率から考えるのは失礼かもしれませんが、
この閉塞が起こる確率は、1億分の1以下となります。

私としては、ロキソニンは頭痛や生理痛の方々の痛みを抑えるのに、
とても効果的な薬だと思います。

そして以前から、消炎鎮痛剤は、胃腸に潰瘍を起こしやすいことは、
十分にわかっておりました。

薬は諸刃の剣で、もちろん良い作用もあれば、
副作用があることも事実です。

また私事ですが、ロキソニンを希望される患者さんには、
必ず空腹時を避けていただいたり、胃薬と一緒に飲んでいただいています。

何故ならこれらの薬が胃腸障害を起こすことが、
以前から知られていた事実だからです。

なぜ、このような患者様方を驚かせるような記事が、
Yahoo!のニュースに載ったのか、不思議に思っています。

もちろん副作用を隠すという意味ではありませんが、
薬が副作用を起こすことは、医者にとっては周知の事実でした。

もしかしたら、この記事を見た患者さんの中には、
ロキソニンの内服を中止しようという方が出てくるかもしれません。

ですが副作用に注意をして使用すれば、全く起きないとは言えませんが、
ロキソニンを中止することはないと考えています。

今、頭痛や関節痛などで、仕事に支障を期待してる患者さんに、ロキソニンを急にやめろということになると、その患者さんの方々のパフォーマンスは、とても落ちると思います。

また、このようなことが副作用がわかった背景としては、
カプセル内視鏡という、口から飲んで小腸などを撮影できる内視鏡が、
出来たから、ということが1つあると思います。

これまで小腸は5~6mととても長く、
なかなか内視鏡を入れることが難しかったのですが、

Wバブル内視鏡や、カプセル内視鏡の開発により、
小腸の病変が、よりわかるようになってきました。

それにより、これまでわからなかったロキソニンの副作用が、
大腸だけではなく、小腸にも及ぶということがわかってきたのかと思います。

医学の進歩により、副作用の1つがわかったということで、
それほど驚くべきことではないと思います。

正しく、用法用量を守り、お薬を服用いただければ大丈夫です。

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