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デング熱について

9月中旬を過ぎてから、「高熱が出ているのですが、デング熱ではないでしょうか」という質問を多く受けるようになりました。
本来熱帯地域で発症するデング熱が日本で発症するとなると、なんとなく、恐怖感が起こるのは当然のことと思います。
厚労省の発表をまとめてみますと、症状の特徴は

  1. 突然の高熱で発症し、頭痛、眼(か)痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、発熱は2~7日間持続します(二峰性、即ち、一度解熱して安心するとまた発熱することです)。
  2. 初発症状に続き、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈します。発症後3~4日後、胸部、体幹から始まる発疹が出現し、四肢、顔面に広がります。症状は1週間程度で回復します。
  3. なお、ごくまれに一部の患者において、発熱2~7日後、血漿漏出に伴うショックと出血傾向を主な症状とする致死的病態が出現することがあります。
  4. ヒトからヒトへの感染はありません。

インフルエンザにも似ていますが、発疹が出ること、咳や鼻汁などが少ないことインフルエンザとは違います。

また、致死的症状となる人は0.5%と低く、約1週間で自然治癒するので、個人的にはあまり怖がらなくてもよいのではないかと考えます。
ただ、私は日本で起こらないはずのデング熱が、日本で出現したことの方に、脅威を感じます。今回のデング熱騒ぎは、ヒトからヒトへ伝染性ない疾患ですが、もし、伝染する疾患なら大騒ぎになっていたでしょう。これだけ海外との交流がさかんになり、また、海外からの力を借りないと成り立たない事業も(例えば原油の輸入など)実際にありますよね。

個人の海外旅行も増え、いろいろな疾患が輸入(もちろん輸出も)増えないことを祈らねばならないと、実感させられる騒動ですね。

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