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「寝る子は育つ」はほんとうでしょうか

「寝る子は育つ」はほんとうでしょうか

最近6ヶ月から1歳の健診のときに、「何時に赤ちゃんは寝られますか?」と聞くと、「夜の10時から11時ごろです」と答えられるお母さんが増えました。24時間スパーや、コンビになどの進出で、世の中が夜型になっているのはわかります。

また、それにともない、お父さんの帰りも遅く、お父さんと遊んだり、お風呂に入ったりして寝ている赤ちゃんが多いようです。お父さんと赤ちゃんが触れ合うことは素晴らしいことです。

ただ、人間にはバイオリズムというホルモンなどを必要な時に分泌したり、抑えたりする仕組みが、生まれたときからコンピューターのプログラミングのようにできております。

主に成長をコントロールする「成長ホルモン」は脳の下垂体という場所から分泌されることがわかっています。それも、十分な睡眠がとられるときに多く分泌されることが証明されています。

身長の伸びが悪い小中学生の原因を検査する場合、多くは入院していただきます。そして眠っている間に「留置針」という少々動いて抜けない針を静脈に刺しておき、15分おきに採血していくのです。そうすると正常な方は、熟睡するにしたがって、「成長ホルモン」が多く分泌されます。

夜中にコンビニに行くとベビーカーに乗って、うとうとしている赤ちゃん。お菓子を見て目を輝かしている子供をよく目にするようになりました。この時、「寝る子は育つのになー」と残念に思っているのは私だけでしょうか。いえいえ、たぶん小児科医ならみんなそう思っているでしょう。

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